使用済み蓄電池の修復・再生

使用不能蓄電池

使用不能蓄電池には2種類あります、工作物の劣化による使用不 能工作物による劣化は人の手によって部品の交換や補修で復活させるかによります、この様に作業手間を掛け人件費を掛け復活させても高価な売却が必要となります。

 

サルフェーション現象(Sulfation)による劣化

硫酸鉛の結晶化現象は蓄電池を使用すればするほど早期に発生します、使 わなく ても 長時間掛けて発生します。要するに放電時に発生するということになります。 この硫酸鉛は人間で言う癌に良く似ています、違いは回復するという事ですただし軽度 の発生や中度の発生で回復させるのは当然の事です、問題は重度の発生に対応するかが問題なのです、この様な状態を復活再生させるから価値があるわけです。 再生した蓄電池は再度、数年間使用することができます、是非お試し下さい。

硫化現象による結晶の発生と除去(分離還元)

硫化現象による劣化が85%にもなるということです、NeL95を注入することで安心運転ができます。

NeL95を注入することで硫化現象の再発を防ぎます。


                NeL95を注入後の硫化現象(結晶)の推移


再生前の硫化現象

鉛蓄電池のセルの極板が真っ白になっているのが分かると思いますが、Sulfation(硫酸鉛)の影響を受け使用不能になった蓄電池です。

この硫酸鉛を除去し分解することで低下した比重が正常値に近づいていき極板が活性していきます。活性した極板を保護する(皮膜)効果があるため再発生するSulfation(硫酸鉛)を抑え通常使用の限度を超えた使用期間が可能になったため、多くの廃棄蓄電池を少なくし長期間使用できることで大幅な経費の削減が可能になりました。

再生後、硫化結晶が無くなる

NeL95を其々のセルに僅か5ccづつ添加し充電をします、満充電が目安ですが比重に合った充電時間を参考にしてください。

また、蓄電池の容量によってNeL95の添加量が異なりますので下記の表を参考に添加下さい。

 

※充放電を数回繰り返します、少なくても2~3回、多くて5回程度いたし ます、これによって放電時間が徐序に伸びて行きますので復活再生しているのがよくわかります。

 


【復活再生できない蓄電池】

 

・外観が変形している(膨らみがある、割れ、液漏れ)

 

・電解液に濁りがある(茶褐色や黒く濁っている)

 

・比重計の芯棒が沈む、または比重値が1.10以下

 

・充放電ができないもの

 

・セルが一箇所でも劣化しているもの

 

・電解液温度が40℃を超えるもの

 

工作物の劣化は再生、修復対象から外れます硫酸鉛の結晶を除去し起電性を戻す効果があります。